広汎性発達障害(アスペルガー症候群)と診断された妻と暮らす中年オヤジの雑多ブログ
月別アーカイブ:2017年05月
先日、自閉症スペクトラムに関するとても興味深い記事を見つけました。まさに「その発想はなかった」と驚いた内容の話もあり、これはこれで一つの「筋の通った」考え方として尊重してもいいような気がします。自閉…
実際にどのような背景があったかはわかりませんが、何かこう、現代社会の現実というものを突きつけられたようなニュースを目にしました。知的障害ある息子の自死 「バカなりに努力しろ」メモに小学生のころから一…
自閉症者が人類社会に「不可欠」である理由 〜実は障害ではない!
正高 信男
京都大学霊長類研究所教授 認知神経科学
自閉症スペクトラムと呼ばれているような障害は、実は障害でない。生物としての人類のバリエーション(変異)のひとつである。
自閉症スペクトラムは、本来は人類の、生息環境に対する適応の一つのあり方だというのが、本稿で紹介するニューロダイバーシテイ(脳多様性)という考え方にほかならない。
■なぜ自閉症はこれほど多いのか
自閉症スペクトラムというものの実態は、(1)対人関係とりわけコミュニケーションが不得手で、(2)興味・関心の幅が著しく限られていたり、こだわりが激しいという二点を特徴とする。つまり、いわゆるオタク的傾向が顕著な発達「障害」として、一般にもよく知られるようになってきた。
この「障害」はおおよそ、遺伝的要因によって生ずると考えるのが定説となっている。発症率はどんなに少なく見積もっても1~2%。25人に1人と主張する研究者もいる。この値は、ほかのたいていの遺伝的障害に比べて極端に大きい(通常は1万分の1とか、2万分の1とかが普通である)。
ではどうして自閉症スペクトラムの人間だけがこれほど多いのか?
(続きはリンク先で)
引用元:現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51688
知的障害ある息子の自死 「バカなりに努力しろ」メモに
小学生のころから一日も学校を休まなかった息子が、就職からまもなく自殺した――。浜松市西区の漁業鈴木英治さん(52)と妻のゆかりさん(50)が、次男航(こう)さん(当時18)の死の理由を問い続けている。航さんには軽度の知的障害と学習障害があった。
航さんが、職場の自動車部品工場へ向かう途中で自殺したのは3年前の5月20日。その日、いつもより早く家を出た航さんは、通勤に使っていた午前7時20分の電車をホームでやりすごした。次の電車も見送り、同46分の貨物列車に飛び込んだ。駅の防犯カメラに映像が残されていた。
航さんは、現場で教えられた仕事の手順などを細かくノートにメモしていた。その中にはこんな走り書きがあった。「バカはバカなりに努力しろ」(続く)
引用元:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK526FLHK52UTPB01G.html