私が今一番痛切に感じていること、それは「自信」が持てなくなったということです。

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多分にこれもカサンドラ症候群の一例だとは思うのですが、何をするにしても妻の顔色を伺ってしまったり、自分の中で常に「迷い」が生じてしまうんです。

もっとも、歳のせいだと言われればそれまでですが、妻と結婚して以来、明らかに私は自分に対する自信を失ってしまいました。

自分の存在する意味がわからなくなる


常に妻のペースに合わせる生活。かといってこちら側の気持ちはほとんど汲み取ってくれませんし、努力が報われないというか、自分自身の起こす行動に意味を見出せなくなるような虚しさがあるんですね。「一体、何のために生きているんだ」とか「俺は何のために存在しているんだ」といった具合に。

もちろん、妻に対して見返りばかりを求めているのではありません。自然体に、単に人として上手に付き合っていきたいだけなんですが、そこにアスペルガー症候群という壁がある以上、あと一歩のところがなかなか踏み込めません。だから余計に迷いが生じてしまいます。

そうすると今度は、うまく言葉に表すことのできない孤独感に襲われます。私のように自宅で仕事をしていると尚更ですね。それでも時折友人らと飲みに行くことはありますが、妻の状態のこともありますし、それほど頻繁には外に出られないのがなんとも……。

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そんな環境の中で長年過ごしてきたのですから、自分は何に対して自信が持てているのか、サッパリ解らなくなってしまいました。そして一旦そのループに入ってしまうと、ますます自信が喪失していきます。

健常者が伴侶であればお互いに励ましあったりと、その負のループから抜け出せるとは思うのですが、アスペルガーが伴侶だとそうすんなりと事は運びません。コミュニケーションがうまく取れないというのは、こんな時に一番辛く感じます。


肩の力を抜いてみる


それでも私は強く生きていこうと、たとえ空元気であっても自分を奮い立たせています。少しでも弱気な面を見せれば、それだけで妻が落ち込んだりしますから。

そんなわけですので、私は今、自分なりに自信を取り戻そうと様々な考えを張り巡らせています。で、今一番有効だなと感じているのは「適当に生きる」ということ。人生なんて半分くらいは冗談で済ませばいいんだ、と。妻の障害は治るものではないのですから、いちいち本気になっていてはこちらの身が持ちません。

考えてみれば昔の私は、アンサイクロペディアをそのまま人間にしたような人生を歩んできました。そしてアスペルガーな妻と付き合うには、それぐらいで構えるのが丁度いいということに気づいたんです。

なんだか取り纏めのない話になりましたが、そう考えられるようになってからは、少しは肩の力が抜けたように思います。要するに、自信を取り戻すためには良い意味で不真面目になるのが一番。で、そうすれば少しは自信も取り戻せるのかな、と考えています。



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