かなり興味深い記事を見つけました。

女性のアスペルガー症候群の意外な10の特徴―慢性疲労や感覚過敏,解離,男性的な考え方など(外部サイト)

アスペルガー症候群(ASD)の男女比は概ね4:1〜3:1とされているように、男性の方が多いのが特徴だったりしますが、ということは、アスペルガー特有の症状は主に男性の特徴を捉えてしまっている部分があり、女性特有の症状というのはついつい見落としがちにされるとか。

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言われてみれば私もそのように思う部分がちらほらとありました。「へぇ、なるほど」と。

そこで私の妻は、男性のアスペルガーと比べてどこがどう違うのか、女性特有の症状を交えながら話をしたいと思います。

一般的な人が持つ「アスペ」に対するイメージ


アスペルガーと聞いた時に、多くの人は次のようなイメージを浮かべると思います。


・空気が読めない
・こだわりが強い
・オタクっぽい
・理系に多そう



これらのイメージは男性特有のアスペルガー症候群の代表的な症例でして、女性には女性特有の症例があるらしいですね。


アスペルガー症候群である女性特有の症状とは


冒頭のサイトによれば、アスペルガー症候群である女性の場合、主に次のような特徴が見られるそうです。

  • アスペルガーに見えない
  • 原因不明な体調不良に陥りやすい
  • コミュニケーションは取れてもその幅が狭い
  • 物事の考え方が男性的
  • 感覚が過敏か鈍感かの両極端
  • 感情で溢れかえりメルトダウンする
  • 自分だけの世界観を持っている
  • トラウマを非常に抱えやすい
  • こだわりが強くちょっとした変化に弱い


……うーむ、なんというか、これはまさに妻そのものですねぇ(笑) ほとんど当てはまっているような感じがします。

※ちなみにそのサイトでは下記の本を参考にしているので参考までに。



私の妻の場合


さて、ここで私の妻の具体例を挙げながら、その女性特有の特徴と比較してみることにしましょう。


アスペルガーに見えない

私の妻のパッと見た目はごくごく平凡な主婦ですし、一言二言の会話は普通にできますので妻をアスペルガーと思う人は意外と少ないかもしれません。

ただ、会話を進めていくうちに「?」な部分がたくさん出てきますので、アスペルガー症候群を知る人ならばすぐにアスペルガーだと見抜くと思います。

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もっとも、それは妻が軽度ではなく中度のアスペルガー症候群だからなわけでして、グレーゾーンや軽度な女性だとそうは見えないかもしれませんね。


原因不明な体調不良に陥りやすい

これはまさに「ビンゴ!!」です。

最近は投薬のせいで随分と落ち着きを取り戻しましたが、結婚して以来体調が良いという日は滅多になく、毎日のようにどこかしらが調子が悪いと訴えていたのを覚えています。

まあ二次障害による影響もあったのですが、何の原因もなく体調を崩すことは今でもよく見られます。


コミュニケーションは取れてもその幅が狭い

これはどうでしょうか? 私の妻も最低限のコミュニケーションはできますから、当てはまると言われればそうなんでしょうけど、これは男性でも似たようなものじゃないかと。

なので、個人的には何とも判断しかねます。


物事の考え方が男性的

その昔、バリバリな競泳選手だったので男性っぽく見られがちな部分はありますが(特に体型が・笑)、少なくとも物の考え方は男性である私とは対照的ですね。

女性ならではのソフトな価値観は持っていますし、良い意味で言えば「古風な日本人女性」な考え方をしますから、これは妻に関して言えば当てはまらないと言えるでしょう。


感覚が過敏か鈍感かの両極端

これも「ビンゴ!!」というより、まさに正鵠を射ています。

まず音に対しては超がつくほど敏感ですし、それが原因で鬱になったりすることもあるぐらいなのですから、これはもう過敏症以外の言葉が見当たりません。

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また、痛覚に対しては相当に鈍感な部分があります。

妻はADHDも少々入ってますので、しょっちゅう何かに頭や身体をぶつけたりするんですが、反射的に「痛っ!!」と口にはしても実際はほとんど痛みを感じないとか。

例えば遊びで「デコピンじゃんけん」をする時なんかも、大の男である私が渾身の力を込めてデコピンしても妻は少しも痛がりません。

「お前の頭は何でできてるんだ!?」と大真面目に思うぐらい鈍感です(笑)


感情で溢れかえりメルトダウンする

妻はパニック障害にも悩まされていますので、ひとたび感情のバランスや理性が崩れるとたちまちパニクりますし、精神的に「どん底」に落ちてしまうこともあります。

ただ、これはアスペルガー云々というよりは、感情の起伏が激しい女性だからこメルトダウンしてしまう部分も多少は影響しているようにも思います。


自分だけの世界観を持っている

これはアスペルガー云々に関係なく、人間ならば誰もが持っているものだと思いますが、その世界にどっぷりとハマってしまったり、妄想の世界で生きているような感覚になることがあると妻から聞いたことがあります。

また、これがより顕著になってくると、自分の世界と現実の世界との区別がつかなくなり、最悪の場合は解離性障害を患ってしまいます。

ちなみに解離性障害とはこのような障害です。

解離性障害(かいりせいしょうがい、英: Dissociative Disorders; DD)とは、アメリカ精神医学会の『精神障害の診断と統計マニュアル』 (DSM-IV-TR)における精神疾患の分類のひとつである。 自分が自分であるという感覚が失われている状態、まるでカプセルの中にいるような感覚で現実感がなかったり、ある時期の記憶が全く無かったり、いつの間にか自分の知らない場所にいるなどが日常的に起こり、生活面での様々な支障をきたしている状態をさす。
引用元:wikipedia

……確かによく見られましたね、妻には。


トラウマを非常に抱えやすい

妻が育った特異な家庭環境のせいもあるんでしようけど、妻は今もなお幼少期から成人になるまでのトラウマを抱えています。

そしてこれが原因でアダルトチルドレン(AC)に悩まされているのですが、トラウマを抱えやすいのがアスペルガーの特徴ならば、妻はアスペルガーゆえにアダルトチルドレンになってしまったという話になりますね。これはすごく納得します。

妻にアダルトチルドレンの疑いが……


こだわりが強くちょっとした変化に弱い

これもまたビンゴですね。こだわりが非常に強いのは言わずもがな、環境の変化に対してはとにかく異様なまでに反応します。

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一番それを感じたのは初めて通った精神科でのこと。順調に二次障害の治療が進む中、突然担当医が病院を辞めてしまったことで、妻の精神状態はたちまちボロボロになってしまいました。

もちろんこの件以外でも、環境の変化に戸惑いを見せる面は多々あります。特に妻が想定していなかった出来事が突発的に起こってしまうと、頭が真っ白になって思考が止まるとか、パニックを引き起こすとか色々あります。


無理に分け隔てる必要はない


確かにアスペルガー症候群は男女による違いは見られると思いますが、根本的な部分はどちらも一緒だと私は考えています。

上で挙げた特徴も必ずしも女性だから当てはまるということはなく、男性と比較した場合に顕著に現れるということでしょうし、逆に男性でも同じような特徴を持つアスペルガー症候群の人はいるからです。

ここで「女だから〜」「男だから〜」と無理に分け隔てて考えるのではなく、まずは何よりもアスペルガー症候群自体を理解するのが先決であり、あくまで「人間対人間」として同じ土俵の上に立った上で男女関係なく個々人の特徴を捉えてあげる方が、相互理解が生まれやすくなるんじゃないでしょうか。

いの一番にすべきことは、アスペルガー症候群を知り、そして理解するということ。男女による違い云々といった部分を考えるのは、私個人としてはそれから先の話でいいように思います。



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